2010年8月25日水曜日

皆さんも既にお気づきでしょうか、GE Maniacsさんの記事「オルソ化空中写真ダウンロードシステム終了してました」にありますように、国土地理院がオルソ地図用航空写真を継ぎ接ぎしたシステムが、「中止」になっています。

Lilux天然塾よりのお知らせ」 でも簡単にご案内させていただきましたが、システムの元データであります「オルソ地図用航空写真」は1975年前後に日本全国を撮影したもので、本来が地 図作成用に撮影したものの様ですので精度が非常に高く(当時としては)、各地の時代ごとの変遷を辿るなど資料的価値は大変高いものと存じます。

該システムも時々利用していましたが、元データの「オルソ地図用航空写真」そのものも、アクセスツール「30年前の紀伊半島の航空写真(植林前後)」を作成して公開もし、折にふれ利用していました。

元来が地図好きなので該システムの中止は寂しい思いですが、「オルソ地図用航空写真」が全国版で、もっと簡便に利用できないものか検討してみました。
国土地理院の中の人にはもっと利用者インターフェースに優れたものを開発していただけるものと期待などしておりますので、まことによろしくお願いしたいと切に存じあげ奉り申し上げますw

最近のBSデジタル放送なんかでは、なんだか知らないですけど「コマーシャル」か「団塊の世代に媚を売る」ような番組ばかりになっておりますが、まあ、懐古ブームも悪いことばかりではないとも思われます。 自民党最後の内閣でなんとか大臣をなさってた与謝野さんが、国会でぼそっともらしてましたです、「この国の適正人口は6千万人ぐらい(語句は正確でない気がします)」と。そうなんでしょうね、退役された方々の殆どは、このせまい国土にとっては余剰人口なのかも知れないです。最近は戦争ないですし、政権は食べさしてくれることが出来るでしょうか?

半世紀程前の地図用写真を見ていましたら、つい、脱線ぎみになってしまいましたが。ツール作成にあたって留意すべきことを上げてみます。

 1.  シンプルな操作で「オルソ地図用航空写真」にアクセス出来ること。

 2.  元の国土地理院の生データとの関係が確認できること。

 3.  「オルソ地図用航空写真」の解像度が容易に切り替えられること。

 4.  利用可能な衛星・航空写真連携の地図ソフトと連携して比較・対比が出来ること。

 5.  機能追加で負荷があまり増えないこと。

以上5点に加えて、「Google Maps」をベースに「マウス・クリック」したポイントの近場にある「オルソ地図用航空写真」を別ウインドウに表示させることとしました。

お知らせ」の記事でもふれましたが、写真の数が半端ではありませんので、起動に多少時間が掛かっているのは「やむを得猿の聞か猿で見猿」としていただければと存じます。(今少し、改善の余地はありそうですw)

こちらLilux天然塾版「Google Maps」がそのツールですが、国土地理院の20万分1地勢図などを拝借した「Lilux天然塾:日本国のハブ地図」からですと国土全体を把握するのが便利かもです。

なお、次例の如く、パラメータに最初に表示させたいポイントを指定することも出来ますのでご活用下さい。 右肩に、各種メニューを置いてます。

 URL = http://homepage2.nifty.com/Tsubaki/LiluxMap/google.html?lat=35.681&lon=139.750&mode=h&z=14
  

* クリックして表示される「オルソ地図用航空写真」は、50/100/400dpiの3種類の解像度のが用意されていますが、400dpiのはナローバンドでは厳しいかもですが、さすが地図作成用に撮影されたものと納得せれること請け合います。
(400dpi航空写真をドラッグしていると、あたかもGoogle Earthで操作しているような錯覚を覚えるのですが、皆さまには如何でしょうか?)

** こちらは開発段階で確認用に作成したものですが、5万分の1地図名を地勢図にならい配置してみました。 それらしく日本地図の形に近いのは不思議な感覚ですが、なんとなく納得させられました。 経県値の如く遊んでみたいような・・・

かつて「Google Earth」が発表された折には世界中がフィーバーし、新たな史跡の発見などもありましたようですが、地球規模で諸問題が提起されています時代ですので、やや古い時代を「じっくり」と振り返ってみるのも悪くないのじゃないでしょうか?

それでは、セピアカラーや連携地図の世界をお楽しみ下さい!

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台風それて緑なる「松の代」

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